小児吃音オンライン指導開始

ことばと脳の相談室ではこのたび、ZOOMを利用した小児吃音のオンライン指導を行うことといたしました。

対象は3歳半〜5歳程度までの、吃音をお持ちのお子様です。

使用する指導方法はDCM(Demands and Capacities Model)です。この指導では、幼児期の吃音は、ことばの発達の具合と話したい欲求などの乖離が原因で生じている、という考え方を元に構成されています。……と言われてもちょっと難しくて理解しにくいですよね。

ざっくり説明すると、こんな感じです。子どもが「こんなことがあった、あんなことがあった、これ全部おかあさんに話したい!」と思ったとします。でもまだ小さいので、知っていることばが少なかったりすぐ出てこなかったりでうまく話せなくて、結果吃音が出てしまう、という感じです。幼児期の吃音がわりと興奮したときに出やすかったりするのは、この理論で説明ができます。(参考:https://www.jschild.med-all.net/Contents/private/cx3child/2018/007701/002/0002-0009.pdf

DCMはお子さん本人ではなく、保護者の方への指導が中心になります。保護者の方に「吃音が出にくい話し方」のモデルを子どもに示していただくのです。たとえばゆっくり話す、子どもが話しやすいような質問の方法に変える、などです。子どもは大人の話し方を見て言葉をおぼえていきます。その一番のモデルになるお父さんお母さんがゆったり話していれば、子どももそれを真似していきます。

オンライン指導では、たとえばお母さんとお子さんがやりとりしていただく様子を私が画面を通して見せていただき、その後お母さんにフィードバックをします。指導対象が本人でなく保護者のため、3歳半といった小さな段階からでも受付が可能です。

ただしこのDCMは「大人が話し方のモデルを示す」という考え方が元になっていますため、お子さんがある程度小さいうちしか使用できません。そのため 5歳程度と上限を設けさせていただいています。

オンライン指導のため、料金は1回3000円とし、交通費はいただきません。またエリア外の方でもお受付できます。

ZOOMの設定、及び通信にかかる費用は利用者様にお願いしておりますが、やり方がわからないなどありましたら併せて指導させていただきますので、ご希望の方は一度お問い合わせください。