嚥下のリハビリはできますか?

ことばと脳の相談室では、原則として接触嚥下障害リハビリを承っておりませんが、例外として以下の条件が揃えばお受付できます。

・担当の主治医(医師か歯科医師)がいて、外部の言語聴覚士(当相談室)によるリハビリの許可が得られている。

・担当の主治医がリハビリ依頼書を当相談室宛てに出してくれる

その他の症状に関する指導は主治医がいなくても行えるのに、なぜ嚥下障害だけこんなに手間がかかるのか。それは、嚥下障害のリハビリは医師・歯科医師の指導の元に行わなければならないと法律で決まっているからです。嚥下障害のリハビリには誤嚥や誤飲といったリスクがつきまとい、結果命に関わることもあるため、医師や歯科医師としっかり連携し、都度意見を交換したり指示を仰ぎながら行う必要があります。

当相談室ではこのように、外部の医師や歯科医師と連携して、訪問による嚥下障害リハビリを行うこともあります。

「高齢者がごはんを食べられない、これは本当に辛いことですよ」

昔、ある医師から聞いた言葉が、今でも胸に残っています。加齢とともにできなくなることは増えていきます。歩けなくなるかもしれない、トイレに自分でいけなくなるかもしれない、外出も制限されるかもしれない。そんな中で「食べる」ということがどれほどの意味を持つのか。

食べることが命がけという方が世の中には大勢います。そのために食事を禁止されている方々がいます。

それを「本人が食べたがっているから、家族も食べて欲しいと思っているから」ということで勧めていいのか。

あるいは、お寿司が食べたいという方に「あなたはペースト食しか食べられませんよ!」と、機能面の問題だけを突き詰めて禁止していいのか。

悩みはつきません。そしてその悩みは、食べたいと思っている人の数だけあり、どれひとつとして形が違います。

いつも最適な答えを探している私たち。でも、確かなこともあります。

最期のその日まで「食べる」ことができる、最期のその瞬間まで「話す」ことができるーーー。

それを支えるのが、言語聴覚士に課せられた使命だということ。

その挑戦に、一緒に取り組んでみたいという方、ぜひお問い合わせください。