読み書きが不安定なお子さんへの対処法〜休校中のキャッチアップ〜

今回は主に小学校の新1〜2年生のお子さんを持つ保護者の方へのご案内です。

「大きな遅れはないと思っていたけど、教科書を読ませたら1文字ずつ拾い読みしていてすらすら読めない」

「ある程度は読めるのだけど、語尾の「です・ます」などを省略したり、適当に言い換えてしまう」

「国語や作文のノートを見てみると、先生に赤字で直されている箇所がちらほら」

「言葉の言い間違いがなかなかなおらない」

 これらの症状は、「音韻の認識」という能力不足が原因で起こることがあります。詳細は個別に評価させていただかないことにははっきりしませんが、共通していえることは「塾などに通っても効果がない」ということです。「音韻の認識」とは、ひらがなの読み書きができるようになる4歳頃から育ってくる能力です。そして読み書きの下支えとなる、とても大切な能力です。

 ひらがな・カタカナの読み書きの習得で難しいのは拗音(小さい「や・ゆ・よ」)、促音(小さい「つ」)、長音(伸ばす音)、撥音(「ん」)が混ざる単語の読み書きです。また特定の文字を混同させることもよく起こり得ます。また発話面では、音韻の置換や転置(「おとこのこ」を「おのこのこ」と言ったり、「とうもろこし」を「とうころもし」と言ったり)といったこともよく聞かれます。これらはすべて、「音韻の認識」が未発達なために起こることですので、学習塾などに通ってもなかなか上達しません。

休校中に時間がたくさんある、子どもに学習をさせたいと思っておられる保護者の方へ。上記のような症状があるお子さんのために、ひらがなの読み書きドリルを用意してあげてください。学ぶべきポイントは上記の説明のとおり、拗音、促音、長音、撥音の読み書きです。外出自粛で本屋さんに行けない、という場合は、ネット上で無料プリントが多く出回っています。「拗音・練習」などと検索すればたくさん出てきますので、参考にしてみてください。