8月27日に県武道館の中会議室にて、介護大学のセミナー講師を務めさせていただきました。
医療や福祉・介護に関するテーマで毎月開かれているこちらの講演、今回は摂食嚥下機能をテーマに「明日からできる!摂食嚥下機能向上ポイント講座」と題してお話をさせていただきました。
施設関係者が多いとのことでしたので、機能や解剖についてはざっくり省いて、看護師や言語聴覚士がいなくてもすぐに取り入れられる、摂食嚥下機能維持・向上のためのトレーニングを中心に紹介してみました。
(当日のプレゼン内容はこちら)
ご参加いただいた看護師さんが、翌日には嚥下おでこ体操をお試しいただいたそうです。
リハビリの原則は少数頻回。月に1〜2回で数時間行うよりも、5分でもいいから毎日続ける方が効果的と言われています。デイサービスなどの施設では、機能訓練やレクリエーションの時間があるところがほとんど。利用者様は毎週あるいは毎日通ってこられるわけですから、そこで病院にいるのと同じような内容で毎日トレーニングができたら、これはもう病院に負けない、立派なトレーニングです。ことばと脳の相談室では、私のような指導者がいなくても、自宅で、施設で、自分たちでいろんなトレーニングが行えるような環境づくりを目指しています。今回の講演で学んだことを、皆様に持ち帰っていただいて、広げていただけるのが理想です。
当相談室では、スタッフの皆様向けのセミナーを承っています。また施設にお伺いして、利用者様の摂食嚥下機能に関する集団評価も承っています。料金は40分〜1時間程度で5,000円です。年に一度、嚥下機能の健康診断と思ってご利用はいかがでしょう。