5月27日、畑寺地区で認知症予防のためのデュアルタスクトレーニングを開催させていただきました。
地元のデイサービス民家いろはさん主催の今回のセミナー。いろはさんでは地域密着のデイサービスを目指し、地域の行事などにも積極的に参加するほか、福祉や介護に興味を持ってもらおうと、3ヶ月に1度さまざまなテーマで、参加無料のセミナーを開いていらっしゃいます。今回は当相談室で絶賛展開中(笑)のデュアルタスクトレーニングに興味を持っていただき、講師として呼んでいただきました。
当日は10名ほどの参加。中には毎回の常連さんもいらっしゃるそう。今回は加齢に伴い低下しやすい認知機能のうち、注意・推論・言語の3つの機能を強化するトレーニングを行いました。またラストには嚥下機能向上と認知症予防を組み合わせたデュアルタスクトレーニングも実施。言語聴覚士としては嚥下機能にも着目していきたいところですので、今後も展開していこうと思います。
当相談室の認知症予防トレーニングはアプリなどを組み合わせ、全員で大声で答えを言ってもらうという形をとっています。中には堂々と間違う方も。それでも「間違えた…」と小さくなるのではなく「間違えた!」と大笑いしながら課題に取り組んでいける楽しさが特徴です。認知症予防に「笑う」ことが適しているというのはよく言われていますが、あれこれ脳トレを繰り返すよりも、月に一度でもいいからこういう集まりに出てきて、みんなで話して笑って……というのが、実は一番効果的なのかもしれません。