障害の種類とリハビリ内容

失語症

脳血管障害などが原因で、ことばの機能(話す・聞く・読む・書く)が困難になる症状です。リハビリではその方の残された機能を確認し、その機能を最大限に生かして、人とのコミュニケーションを楽しめることを目指します。また、ご家族や普段関わりの深い関係者向けに、失語症の方とどのように関わればよいのか、どう接するのがよいのかまで含めて指導します。

構音障害(成人・小児)

構音(発音)が不明瞭な方向けに、具体的にどの音が難しいのか、またそれが日常生活を営む上でどんなお困りごとにつながっているのか確認し、その方用の構音訓練のプログラムを作成していきます。

また小児の「か行」「さ行」が言えないなどの構音指導も承っています。

高次脳機能障害

記憶や注意機能、遂行機能(何かを順序立てて行うこと)などに障害がある状態のことを言います。ものごとが憶えられない、思い出せない、作業でミスをしてしまう、すぐに疲れてしまう、見落としてしまう、料理など順序立てた行為をスムーズに行えない、などなど、日常生活上での困難につながっていることが多くあります。当相談室では機能回復というより、そのお困りごとがどうすれば解決するのか、その方の現在の能力を把握し、ご本人様・ご家族様と一緒に考えていく作業を行っていきます。

●発達障害(小児)

発達障害でとくに言語やコミュニケーション上の困難を抱えている小児対象に指導を行っています。高校生までが対象です。小さいお子さんの場合はあそびをとりいれた機能訓練が中心となりますが、当相談室ではご自宅訪問のメリットを生かし、自宅全体を訓練の場として取り入れていきます。たとえば洗面所で歯磨きや整容といった道具の名前や使い方を学んだり、自宅をめぐって色探しをしながら色の勉強をしたり・・・。私が帰った後でも親御さんと一緒に楽しみながら学べる環境を目指します。小学生以上の場合はお子様の発達の状況に合わせて指導していきます。学校との調整が必要な場合も対応させていただきます。

●吃音(小児)

機能訓練のほか環境調整に力を入れています。吃音の多くは8歳頃までに自然に治ると言われていますが、それ以降残存している場合でも、大人になると程度が軽くなるという方が多いです。それは環境調整の力が大きいと考えています。吃音の症状のみを見るだけでなく、出やすい場面や出にくい場面などを把握したり、吃音があっても本人が堂々とし、コミュニケーションをとることを恐れない姿勢を培っていくことなどを目指します。また学校等との調整も必要に応じて実施していきます。